
文部科学省 マテリアル先端リサーチインフラ(計測・分析)
Advanced Research Infrastructure
for Materials and Nanotechnology in Japan
(ARIM Japan)
京都大学 化学研究所 (宇治市五ヶ庄) / 実施責任者:治田 充貴
News / Events
- 設置場所工事のため運用を停止しておりました透過型電子顕微鏡 JEM-2200FS, JEM-2100F(G5) は5月より運用再開見込みです
- 集束イオンビーム加工装置JEM-9310 は運用を終了いたしました。近日中に後継機 JIB-4700F の運用を開始する予定です
- 利用内規・利用負担金内規が改訂されました。前年度より値上げとなっておりますがご了承下さい
文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ 実施概要
- 「マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)」では、以前のナノテクノロジープラットフォーム事業と同様同様の共用事業を開始しております。ARIMでは、文科省の方針として新たにデータ収集・利活用のミッションが増えました。 これは装置共用で得られたデータを利活用のために提供を促す活動で、提供いただけるかどうかで利用料金に差がつくことになりました。
- まだデータ提供に関する詳細は未定な部分が多いのですが、今のところ観察データとサンプルに関する情報(名前や組成など)を考えております。当面(1~2年程度)は、データをこちらのハードディスクに保管しておくだけとなりますが、事業の体制が整備されてきましたら、利活用のためのデータベース構築に提供いただくことになります。
- 利用料金につきましては、簡易料金表をご覧いただき、担当者または事務局までお問い合わせください。
提供する最先端共用設備
極低温高分解能透過電子顕微鏡 (JEM-2100F(G5)) | |
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試料を液体ヘリウムにより冷却することにより、試料温度 4.2 Kでの電子回折パターンの撮影や高分解能電顕像観察(格子分解能: 0.2 nm)を行うことにより、電子線による試料の損傷を極力低減した微細構造情報の取得とその解析の支援を行います。 2022年5月より運用再開見込み |
球面収差補正透過電子顕微鏡(JEM-2200FS + CEOS CETCOR) | |
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対物レンズの球面収差係数を補正することにより、原子分解能レベルの高分解能観察の支援を行います。また、インコラム型のオメガフィルターが搭載されており、電子エネルギー損失スペクトルによる元素分析やマッピングの支援も行います。 2022年5月より運用再開見込み |
モノクロメータ搭載低加速原子分解能分析電子顕微鏡 (JEM-ARM200F) | |
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EDX による原子分解能元素マッピング、高エネルギー分解能のEELS測定などが可能です。 |
試料作製装置群 | |
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集束イオンビーム装置(装置更新のため運用休止中)、ミクロトーム、精密イオン研磨装置、ディンプリング装置による電子顕微鏡用試料作製の支援を行います。 |


プラットフォーム利用法について
利用にあたりましては、下記連絡先まで、まずはご相談下さい。
補足事項
- 利用申請書(京大宛)における申請者は支払い権限者・請求書宛名の意味であり、利用報告書(文科省宛)における申請者(利用者筆頭)とは異なることができます。
参考資料
- 2022年度報告書書式
(2023年度は web 入力していただきます)
- データ提供用入力フォーム
(あくまでも参考資料で、詳細は未定です。技術代行の場合には主要なデータは当方で記入の上、主として試料に関する情報を追加入力していただくことになります)
連絡先
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄
京都大学 化学研究所 複合ナノ解析化学内
マテリアル先端リサーチインフラ(計測・分析)
arim@eels.kuicr.kyoto-u.ac.jp
0774-38-3051 / FAX 0774-38-3055
京都大学 化学研究所 複合ナノ解析化学内
マテリアル先端リサーチインフラ(計測・分析)
arim@eels.kuicr.kyoto-u.ac.jp
0774-38-3051 / FAX 0774-38-3055
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![]() 京都大学 学際融合教育研究推進センター ナノテクノロジーハブ拠点 |